9・11 – ナイン・イレブン
3・11 1周年。人々が1年前の事を改めて思い話し聴き記している。 そんな中、ニューヨークで目の当たりにした過去の9・11を思った。 体験した直後に長々と英語で綴った日記があった筈なのだが、コンピューターを転々としているうちにエッセイフォルダーから消えてしまっている。Damn it. ------------- 2001年9月11日朝、大きなポートフォリオバッグを担いで私はいつものようにブロンクスのアパートを8時過ぎに出て、朝の授業に出席する為に当時通っていた州立大学へと向かった。 大学はマンハッタンのミッドタウンでもウォール街に近い27丁目にある。地下鉄でおよそ35分で着くのだが、その日の電車は何かおかしかった。ニューヨークの地下鉄の事故や故障や遅れは日常茶飯事。 でもその日は、ストップ・ゴーの仕方が異常なように思われた。動いたと思うと突然がくんと暗闇の中で静かになる。もうすぐ9時、授業に遅れてしまう。世界一聞き取る難易度が高い(ラテン系やアフリカン系のアメリカ人が独特の強い訛でぼそぼそと早口で呟いているのだから)と有名な地下鉄内アナウンスからは、いつも通り何が起こっているか理解不能。 何とか大学傍の駅に到着し、クラスルームへとダッシュする。9時に始まる授業にちょい遅刻したが、生徒は半分程しか集まっていない。教授の姿は無し。10分、15分と経過し、それからぽろぽろと生徒が集まる部屋の中で、『あの時間にうるさいマイヤー教授が?』と私も含め騒ぎ始める生徒達。 20分程経過しただろうか、騒然となり始めている部屋に初老のマイヤー教授が飛び込んで来た。 『大変な事が起こってしまいました。身支度をして帰宅出来る状態で、皆講堂に集まりなさい。』 巨大スクリーンが中央に位置する講堂には既に大勢の生徒が集まっており、教授達の表情からも尋常でない雰囲気はすぐに読み取れた。スクリーンに映されるツインタワーからもくもくと激しく立ち上がる煙。青空をバックに鮮明なその姿が目に飛び込み、新しいCGの発表会かと一瞬思う。その途端、ゴゴゴゴゴーッと音を立てて最初のビルが崩れ落ちた。 何故こんな映画を今見せられているんだろう。 Surr...